証し#5 執筆担当:藤田一都(関西地区KGK運営委員長・同志社大学4年)
KGKで受けた恵みは数えきれませんが、「神様によって変えられ続けてきた」ことが大きな恵みだと感じています。
人生で初めて親元を離れ一人暮らしとなった大学生活は、自分と神様との関係に向き合う日々でした。一人暮らしを始めてすぐに、自分の足で教会に行き、自分で聖書を開き、自分からクリスチャンの交わりに参加することに喜びを感じると同時に、自分の罪や弱さに気づかされました。神様に喜ばれる生き方をしたい自分と、神様が喜ばれない罪を犯す自分という2人の自分がいることが分かりました。そしていつまでたっても変わらない自分の弱さに失望し、「自分の信仰はこれ以上成長しない、自分はこれ以上変われない」と思っていました。
しかし1年生の終わりに参加した全国集会(NC)で、「自分はもう変われない」と思っていた私に神様は語ってくださいました。神様は決して私を見捨てることがないこと、自分の力ではなく、神様の力を信じて委ねること、現状が変わらなくても失望しないことなど、自分の心に深くメッセージが入ってきました。神様によって変えられたい、神様は自分を変えることができるお方であることを信じたいと強く思いました。
そしてKGKでの活動を通して、神様は私を変え続けてきてくださいました。学内活動、ブロック活動、地区活動で与えられた仲間との交わりが私の信仰生活を支えてくれました。関西地区の特徴の1つとして、毎週ブロック祈祷会があることが挙げられます。1週間に1度必ず互いのために祈ることができる時間は大きな恵みです。また関西の学生は良い意味で騒がしく、互いの距離感が近いと個人的に思います。時に冗談を言いながら、正直で真剣な交わりを持つことができる場所です。私のために祈ってくれる仲間、何でも正直に打ち明けることができる仲間の存在を通して、少しずつ神様とも正直に向き合うことができるようになりました。
KGKでは奉仕の機会も多く与えられました。奉仕をする中で自分の栄光をあらわそうとしている罪に気づかされ、神様の栄光をあらわすために奉仕をすることを教えられました。神様のために何かをするとき、そこには自分を守るための恐れや不安ではなく、喜びが与えられることに気がつきました。4年生となった今、関西地区全体についてまとめる運営委員長という奉仕をさせていただいています。コロナ禍の中でどのように活動していくか葛藤したり、関西地区全体をまとめるというプレッシャーを感じたりすることもあります。それでも神様が必要な助けと支えを与えてくださり、弱い私を用いてくださっていることに感謝です。運営委員の楽しさ、喜びは、地区全体の仲間とKGKスピリットを共有し、地区として神様にどう仕えていくのかをリードできることだと思います。関西地区では今年度、SEKAI NO HIKARIという年間テーマを掲げ、神様という光を知っている私たちがこの世界でどう生きていくのか1年を通して考えています。後期の活動も神様に期待して奉仕していきたいです。
KGKがなければ、私の信仰生活、大学生活は成り立たなかったと言えます。「自分は変われない」という諦めから抜け出すこともできなかったと思います。罪を犯さない人間になったわけではなく、まだまだ失敗を繰り返す信仰生活ですが、神様はKGK活動を通して、私にたくさんの気づきを与えてくださり、かけがえのない信仰の友を与えてくださり、少しずつ私を成長させてくださっています。大学生活も残りわずかですが、残りの大学生活も、そして卒業後も、諦めることなく私を変え続けてくださる神様と歩んでいきたいです。