証し#17 執筆担当:鎌田泰行(関東地区責任主事)
12月に関東地区総会が行われ、主事会報告で一年の総括をしました。2021年を振り返って際だったのは、三つの “H”でした。
一つ目の “H” は、「Handan判断」です。新型コロナウィルスの感染拡大状況が変わり続ける中、学内、ブロック、地区の活動をどうするか、キャンプや集会の開催是非や方式などについて判断の必要な局面が一年を通して何度もありました。経験された方は知っておられるとおり、こうした判断はエネルギーを使います。主事会は、情報や視点を共有しつつ、学生たちが祈って考え、責任を持って決めることを励ましてきました。コロナ禍はこれからも続きますが、神様に知恵と力を求めつつ、学生主体を励ましながらともに歩んで行きます。
二つ目の “H” は、「Hybrid」です。コロナ禍の中で、ハイブリッド集会をはじめとした様々な工夫がされてきました。私が個人的に印象深いのは、夏期学校のレクでやったGeoGuesserでした。お題として出された写真が、地球上の一体どこなのかを当てるゲームです。私は全く出来なかったのですが、楽しかったです。こうした工夫のすべてによって、コロナ禍の中でも私たち学生・主事が神様の前に心を開いて集まる交わりとなって、人が救われ、変えられ、福音が実を結んでいることを感謝しています。対面の再開とともに、オンライン資源をよりよく活用できるようにこれからも主に知恵を求めて行きます。
三つ目の “H” は、「Haichigae 配置換え」です。2021年は5人の新主事が着任し、フレッシュな顔ぶれでスタートしました。また年度途中で地区責任主事が交替するなどの主事会の人事異動がありました。人事の異動には、祝福とともに、引継ぎやチームビルディングなどのチャレンジも伴います。主事たちが、変化のある中もよいチームワークで学生たちを支えることが出来るようにお祈りください。
2021年もコロナ禍の日本社会で福音に生きようとする中で、喜びと共に様々な困難がありました。恐れや不安を感じるとき、みことばから、第四の “H” を受け取りたいと思います。それは 「Hope」、希望です。クリスチャンは、人間の目で見て、何も良いことが無いような時であっても、希望を持つことが出来ます。それは、真実な神様が私たちとともにいて、私たちを救うと、私たちのために死んでよみがえられたイエス様を通して約束されているからです。
「約束してくださった方は真実な方ですから、私たちは動揺しないで、しっかりと希望を告白し続けようではありませんか。」(ヘブル10:23・新改訳2017)
2021年、真実な主が私たちを支えてくださいました。2022年も主にある希望に満たされてともに歩んで行けることを期待しています。