証し#16 執筆担当:飯沼偲(北陸地区責任主事)
新年が始まって最初に見た記憶のある夢は学生たちと集会をしている夢でした。そこでは、学生たちが笑顔いっぱい交わりを持っていました。それは、協力会の集会なのか、挨拶をされている先生がこんなことを語っていました。
「私たちの時代はさまざまな流行りがあり、その時代の流行りやその時の感情というものはその時代の人でしか共有できないものがあります。しかし、私は今の人たちの流行りを知りませんし、この時代の言葉を持っていないのです。今の時、今の学生にしか届かない言葉をあなたたちは持っているのです。」
コロナの時代、ある意味特殊な時代に今の学生は生きています。しかし、それと同時に、全ての世代が、その世代の特殊な時代に生き、その世代の特殊な言葉を持っているのではないでしょうか。
コロナが過ぎ去れば良いということでなく、コロナの世代の中で、コロナの世代に学生生活を生きた学生の言葉が届けられる必要があります。コロナの中で葛藤、困難、その中での喜び、慰め、体験はその時代の特殊な言葉を持ったその世代の言葉が必要なのです。私たちも、また学生たちも、コロナの世界に派遣されたものとして生かされているということを知らされました。
この夢が夢で終わるのではなく、地に足のついた学生宣教を行うことができるように祈ってくだされば感謝です。