ブックレット紹介#3 執筆担当:東すみれ(東北地区GA)
このブックレットは、今まで紹介してきた「聖研テキスト」とは違い、「読み物」と呼ばれるものです。一人で読むのもよし、誰かと一緒に読んで疑問や感想を分かち合うのもよし。私は大学を卒業してから、月に一度電話するKGKの友人と毎回一章ずつ一緒に読んで分かち合いをしました。
「信仰の土台の再確認」というタイトルに惹かれるクリスチャンは、少なくないのではないでしょうか。「自分が何を信じているのか、わからなくなってきた」「本当に救われているのか不安」…そういった思いを抱えながらそれを言えずにいる人も、実はたくさんいます。自分の聖書理解や信仰について疑うことは、悪いことではなく、むしろ健全なことです(変に自信満々な方が心配です)。しかし、私たちがブレブレだからこそ、ブレない聖書と神様に目を向け、知り続ける必要があります。その手助けとなるのが、このブックレットです。
聖書の内容は今を生きる私たちにとって、少し現実離れしたファンタジーのように写りやすいかもしれません。しかし実際は、私たちのリアルな現実に答えを与える、すべての人に必要な真理のことばなのです。このブックレットは、ただ聖書について、神様について説明するのではなく、私たちの現実を見つめることから始まります。人間はなぜ存在しているのか、どうしてこの世界には苦しみや悲惨なことが多いのか、いつかは死ぬならなぜ今生きているのか…。「そういうものだから答えを求めたって仕方ない」と諦めずに、すべてを光で照らしてくださるお方を、共に見上げてみませんか。