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主語が変わる

執筆者の写真: KGK公式ブログKGK公式ブログ

証#93 執筆担当:岩上和也(関西地区GA)

 

これまでお祈りありがとうございました。今年の3月を持ちまして退職することとなりました関西地区GAの岩上和也です。ここまで歩んでこれたのは主の憐みと恵み、みなさまの尊い祈りと支援によってでした。心より感謝申し上げます。

あっという間の二年間でした。ですが多くの恵みと出会いがあり、濃い二年間でもあったなと思います。多くの葛藤もありました。GAというのがどのようなものか分からず、学生と主事の間をふらふらとし、周りが社会にでてバリバリ働いている中で、自分はこれでよいのかと思うこともありました。ブロック活動でも私がいなくとも関西地区は変わらず回るだろうし、私の存在意義は何だろうかと思うこともありました。キャンプやイベントなどで難しい局面も通りました。学生間でのトラブルがあり、キャンプの際に一人、貝塚(関西地区KGKでよく使用される宿泊施設)のホールで必死に祈ったこともあります。そのあとは対応にも追われたのですが、傷つき涙を流す学生を横に私は一緒にいることしかできませんでした。またある学内は学生が与えられず閉じることとなりました。その時何もできなかったという無力感にも包まれました。


二年間を終えて、思わされたことは私には何もできないのだということでした。私が何かを成し遂げたかと言われると何があるのかと思わされます。ですが、一つのことに気付かされました。それは「主が」何をしてくださったかに目を留めるということでした。「私が」ではなく「主が」何をしてくださったかは確信を持って多くのことを言えます。


主は多くの学生と交わりをこのKGKと私に与えてくださいました。主は新しい学内をスタートさせてくださりました。主は学生たちが友人たちを誘う勇気をあたえてくださり、多くの未信者の学生がKGKに来てくれました。主は多くの学生に愛を教えて、学生たちが変わっていく姿を見させてくださいました。そして、主はこのような欠けだらけの私をGAとして立て、実りあるKGKのそばに置き、その御業を見させてくださいました。なんと恵みに満ちた二年間であったか。そのように思わされます。


4月からは神学校へ入学予定です。KGKと関西地区からは離れますが、引き続き祈りによって学生宣教の輪に加わっていきたいと思います。

わがたましいよ主をほめたたえよ。主が良くしてくださったことを何一つ忘れるな。(詩篇103篇2節・新改訳2017)

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