証#86 梅村平太
(東北地区KGK役員会 委員長/東北学院大学3年)
東北地区には、“地区役”と呼ばれる役員が6人立てられています。今回は地区役を担う上で与えられた恵みを分かち合わせていただきます。
地区役では月に2度のオンライン会議を中心に東北地区の運営を行っており、その奉仕内容は年間テーマの設定や総会資料作成、年末合宿の準備など多岐にわたります。
一見、負担が大きいように思えるかもしれません。実際、学業やアルバイト、教会の奉仕などと両立させることに難しさをおぼえることもありますし、プレッシャーに押しつぶされそうになることもあります。しかし、私は困難よりもはるかに大きな恵みを受け取っていると言い切れます。
東北地区は温もりがあり居心地の良い地区です。しかし、これまでの東北地区には「祈っているよ」とは言えても、「あなたのために祈らせてよ」、「自分のために祈ってほしい」とは言い出しづらく深い交わりに入り難い雰囲気が少しありました。そんな背景もあり、今年度の東北地区では「祈り合う交わり」に重きを置いています。各合宿や毎月の“8時だョ祈祷会”(1対1のオンライン祈祷会)などを通して深みに漕ぎ出す機会が与えられ続けています。
私にとって、その深い交わりの一つが地区役です。毎月の会議の中で祈り合ったり、グループLINEで近況報告をしたりと良い雰囲気が漂っています。地区の奉仕者として立てられている私たちですが、互いに祈り合う人格的な交わりがもたれています。私は周囲を頼ることが苦手であり、1人で抱え込んでしまう弱い人間です。また、現在は就職活動に向き合う中で不安を感じ、ピリピリしてしまう日々が続いています。そんな弱い私を受け入れ、心配し祈り続け隣を歩んでくれる仲間が与えられていることは大きな励みであり支えとなっています。
奉仕を通しても素晴らしい恵みが与えられています。東北地区を、そして地区に関わる神の家族ひとりひとりを愛し仕えるということはまるで教会のようです。私は地区役を担う中で、神様も、東北地区も、教会も今まで以上に愛せるようになりました。
さらに、地区の運営に携わっているため、学内活動や月例会、合宿の準備状況など、地区に関わる様々なはたらきの情報が入ってきます。中には学内活動を大学公認のサークルにしようという動きもあります。また、今年度は多くの学生が会員になるという形で主に応答しています。地区のひとりひとりが主によって用いられており、ともに地区を建て上げる同労者として供えられていることを体験し、主の壮大な計画に驚くばかりです。
最後になりましたが、日頃から東北地区のために祈ってくださりありがとうございます。
東北地区が今後も主により頼んで歩めるよう、祈りにおぼえてくださいますと幸いです。
主に感謝し、栄光をお返しします。