証し#59 執筆担当:橋本一空(関東地区担当主事)
北海道地区でGAとして2年間、関東地区で主事として3年間、計5年間の働きを終えようとしています。
本当に楽しく、多くの学びがあり、間違いなくこれからの歩みにあって大きな財産となった5年間でした。学生も、卒業生、支援者の皆さんもこの働きに共に仕えてくださったことに心から感謝しています。
この5年間、いつもそこには主事としてふさわしくない自分自身の姿、弱さがありました。
学生たちに励ましているそのことを、どれだけ自分は生きているのだろうか。
そのように、まず自分自身の生き方が問われる時間でした。そして多くの領域において、足りなさを感じる私がそこにはいます。
しかし、この5年間の働きは本当に良い働きであったということができます。誇りに思うことができます。
なぜなら、私の働きの中で良き実を結んでいく時、そこにはいつもみことばがあったからです。
私ではなく、いつもみことばが力を持って働き、私も、学生たちも一緒にこのみことばに聴き従ってきたと言えるからです。
私が主事として仕えていて、一番楽しく喜びに感じるのは、学生たちと一緒にみことばに向き合っていく時間です。その時、みことばが大きな力を持ってうごめいていくことを体験するからです。
メッセージも、その分かち合いも、聖研も本当に楽しい時間でした。
どんなにふさわしくないものが語ったとしても、読んだとしても、それに勝るみことばの完全さが、私たちに祝福をもたらしていくからです。
私が語った言葉ではなく、神のみことばだけが学生たちのうちに残り続け、生きて働き続け、今後一生の歩みを導いていってほしいと思います。
だからこそ、私に今与えられている願いの一つはこれからもKGKの中でみことばが中心となり、みことばが力を与え、方向づけ、この運動を進めてくださいますようにということです。1人でも多くの学生が、神のみことばの力強さを知り、みことばを通してキリストに出会ってほしいと願っています。
学内でみことばを開くことをチャレンジし続けてほしい。遣わされた場所で、みことばに生き続けてほしい。友人と一緒にみことばに向き合ってほしい。
学内聖研という至って普通の、平凡な、しかし偉大な宣教の働きがこれからもKGKでなされていってほしいと心から願っています。
"今私は、あなたがたを神とその恵みのみことばにゆだねます。みことばは、あなたがたを成長させ、聖なるものとされたすべての人々とともに、あなたがたに御国を受け継がせることができるのです。"
使徒の働き 20章32節
このパウロの言葉を、私の祈りとして祈り願い求めたいと思います。